先日、企業研修に登壇した際に、参加者の男性からこんな質問をされました。
「自分は相手の発言に対してまず『いや…』から話し始めてしまうんです。
『いや(違います)』
『いや(そうではなくて)』という否定の言葉です。
今日の研修で、東先生は私たちの発言を一度たりとも否定しなかった。
どんな答えも『ありがとうございます』と肯定的に受け止めていたように見えました。
それは、講師という立場上意識的にしているのですか?
それとも、元々そのような性格だったんですか?」と。
私は、否定しないということを特別意識しているわけではありません。
ただ、参加者の方の発言を、心からありがたく思っているのは確かです。
そして、発言しやすい空気にすることは、自分の務めだと考えています。
中には、人前で話すことが苦手な方も、間違いを恐れる方もいらっしゃると思います。
どんなお答えであったとしも、勇気を出して発言してくださったことへ、まず感謝の気持ちをお伝えしたい。
その気持ちが「ありがとうございます」という言葉や、否定しないということにつながっているのかもしれません。
それを見てまた別の方も、恐れることなく発言してくださるようになる。
そうして色々な意見が飛び交うことが、皆様にとって良い研修になると思いますし、私も楽しいと感じているのです。
情報を得るだけが目的なら、今の時代調べれば大抵のことはわかります。
人が講師をする研修なんて、必要ないかもしれません。
研修内容以外のところで、私自身から何かを感じ取っていただけたこと、とても嬉しく思いました。
また、自分が講師をしている意義を再認識する機会にもなったのです。
良い質問をいただきありがとうございました😊
お弁当も美味しかっったです♡
ごちそうさまでした🙏☺️