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マナーとは

みなさまこんにちは!

インスタグラムを見てくださっている方から質問をいただくことがあります。

先日もこのような質問をいただきました。

「マナーや常識をどうやって知識として身につけたのですか?」と。

同じような質問を何度かいただいたことがありますので、ここでちょっと語ってみたいと思います!

まず私は、マナーや常識を身につけることはひとに対する思いやりだと考えています。

ですから、こういうマナーだからこうしなければならない!というよりは、自分の発言や振る舞いがひとをどのような気持ちにさせているのか、どうすれば相手に喜んでもらえるのか、どうすれば信頼される人になれるのかを考えて行動する。

その考え方が結果的にマナー良く振る舞うということに繋がっているのだと思うのです。

つまり知識として学んだというよりは、実際にひとを想って何か行動をする際に、相手の気持ちを考えながらその都度相手に合った振る舞いをする。

その行動の積み重ねが今の自分を作っていると考えています。

もちろんマナー研修を受けたこともありますし、テキストなどで学んだこともありますが、それだけではなかなか自分のものにならなかったような気がします。

子どもの頃は周りの大人、すなわち家族の振る舞いが当たり前に正しいと思っていました。

言われること、教えられることに疑問を持たずに真似をしていたけれど、ある時おかしなこともいっぱいあると気づいたのです。

幸い私は家族以外の周りの人にも恵まれ、間違いを指摘してくれたり教えてくれる人がたくさんいました。

特に年上の知人や友人と時間を過ごすことが多かったからかもしれません。

間違いを指摘された時は恥ずかしい気持ちもありましたが、素直に聞く耳を持つことができました。

間違ったままの自分は嫌だという気持ちが強かったからです。

『自分の周りの常識』に疑問を持つことも成長には大切だと考えています。

私はひとから教わったことも、再度自分で調べて納得してから実践するようにしていました。

今はなんでも簡単に調べることができますが、情報を鵜呑みにせず最後は自分の頭で判断することも大切です。

会社などでも時々マイルールを世間の常識のように語る人がいますが、そこは自分でよくよく考えて判断してみてください。

自分で考えて納得してから使う。

そうすれば学ぶと同時に自分の感性に気づくことができ、マナーや常識にも自分らしさというエッセンスをプラスできると思うのです。

そして知識として学んだことはすぐに実践することをおすすめします。

実際に使ってみないと知っているだけでは自分のものにはならないですからね!

実践を重ねるとその『知識』としてのマナーが『習慣』になります。

日頃から習慣的に誰に対してもマナーよく振る舞っていると、例えば仕事上で取引先やお客様の対応をするときに、特別畏まる必要がないのです。

自分の習慣通りに振る舞えば、ごくごく自然にきちんとした対応ができるからです。

企業の研修でも私は同じことをお伝えしています。

職場でマナー研修などを受けたことがある方、またこれから受ける予定がある方はぜひ、学んだ知識を仕事上だけではなく日常的に実践してみてください。

日頃からどんなひとに対しても思いやりと敬意をもってマナーよく振る舞う習慣が身につくと、仕事でお客様に対する時も普段通りの気持ちで接するだけで、気持ちが伝わり慕われる人になります。

もちろん私もまだまだ勉強中ですし、言葉選びや振る舞いを間違えることもあると思います。

でも、思いやりの気持ちだけは忘れずに持っていたい。

マナーはひとへの思いやりと同時に自分の大切な財産となってくれるはずです。

 

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