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研修レポート〜意識改革〜

みなさまこんにちは。

今日は現在とある企業で実施している研修についてご紹介いたします。

青果の販売を行うこの会社は、店舗の移転に伴い客層の変化や客足の減少という問題に直面されました。

当然のことながらそれは売上にも影響し、改善のために以下の3つのことに取り組む必要があると考えられたのです。

①接客スキルの向上

②お店のファン獲得

③売上アップ

売上アップばかりに気を取られて①と②の大切さを後回しにしてしまう企業もあるのですが、①と②が備われば売上は自然についてくるという社長のお考えに共感し、研修とコンサルティングのご依頼をお引き受けすることになりました。

こちらの会社のスタッフ研修にはひとまず6ヶ月という期間を設定していただき、効率良くスキルアップするためのプログラムを組み立てました。

研修時、私はスタッフの意識改革にポイントを置きます。

参加者本人が成長したいという意識を持っていないと研修を受けても根本的には何も変わらず、会社にとって経費の無駄遣いになるからです。

私の役目は、ただ単に接客マナーやスキルを伝えるのではなく、参加者が主体性を持って仕事に取り組むように意識付けることです。

そのひとたちがやりがいや幸福感を得て、ひとを想う意識や気遣う習慣から自然と美しい振る舞いができるようになる。

これが私の目標なのです。

まずは『理想の自分』を想像し、それに近づくための行動を自分自身で考え、無意識の『習慣』となるまで意識的に続けていただくようにお伝えします。

それと同時に自分の『見た目』に目を向けていただきます。

清潔感のある身だしなみ、柔らかな表情、美しい姿勢、この3つは接客スタッフにとって必須です。

中でも身だしなみは真っ先に取り組むべき項目です。

身だしなみを整えて印象アップに成功すると、それが自信となり自然と表情や姿勢も美しく変化をするからです。

身だしなみは相手目線。

自分を客観的に見て美しいかどうかを厳しく判断しなければなりません。

髪や爪先、また制服の着用の仕方などを美しくキープしておくと、それだけで印象アップに繋がります。

ひとは視覚からの情報でほとんどの印象を決めてしまいます。

見た目で得をしている人は、得をするような努力をしているのです。

見た目が変わり自分に自信がついてくると、考え方や行動も変わってきます。

そうすると研修で学んだ接客マナーやスキルなどを参考にし、自分で考えて行動するスタッフが育つのです。

マニュアル通りの接客ではなく、個性を活かし主体的に動くスタッフを育てる事が、コーチングを取り入れた私の研修スタイルなのです。

こちらの会社のみなさんは研修に取り組む姿勢が真面目で、元々向上心をお持ちでした。

ですが比較的人見知りの方が多く、以前は接客の様子も少し不安気で堅い印象を受けました。

ここのところ少しずつ意識が変わってきて、表情が明るく豊かになってきたように感じます。

お会いするたびにみなさんの良い変化を見られることが楽しくて仕方ありません。

目標達成に向けてまだまだやるべきことはありますが、引き続き丁寧に取り組んでいきたいと思っています。

研修の具体的な内容や参加者の変化などについて、またこちらのブログでご報告いたします。

スタッフの意識改革の参考にしていただければ幸いです!

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