毎日毎日暑いですね…。
先日、小学生くらいの女の子が店先で飲み物を配っている光景に出会いました。
隣にいたお母さんらしき女性が通りすがりの私に「暑いからどうぞ!」と声をかけてくださり、少し恥ずかしそうに小さな紙コップを差し出す女の子をみて、思わずいただいてしまいました。
それは少し甘いオレンジティーでした。
私が受け取った時の、少女の笑顔がとても印象的で、次見かけたらそこのお店で何か買い物しようという気持ちになっております。
私、ちょっとした体験で心を掴まれる単純な人間なのです笑
でも、サービスとはそういうものだったりしますよね。
なんてことない体験でも誰かにとっては心に響くこともある。
特別なことをされなくてもおもてなしの心を感じることもある。
今年の2月に東京で宿泊したホテルが正にそうでした。
皇居周辺の落ち着いた街並みに溶け込んだ『ザ・ペニンシュラ東京』
唯一無二の存在感と周辺の環境もプラスに働き、また、和のテイストがバランスよく取り入れられた客室もとても落ち着く空間で、本当に心地よい滞在を叶えてくれました。
ここから何かとっておきのエピソードを語り出しそうな勢いですが、実を言うと特別何かがあったわけではないのです。
チェックインの際にフロントで立ちまわっていた女性スタッフの動きは確かに素晴らしかったですし、朝食を届けてくださった方も、チェックアウト時のフロントの方も、ドアマンの方も、皆さんとても感じの良い対応をしてくださいました。
当たり前のことを当たり前にやる。
それができている人達だと感じたのです。
しかも1人ではなく全員が。
チームというのは本当に大切なものです。
誰か1人が抜きんでいると他のメンバーがマイナスに見えてしまったりする。
でも、力のあるその1人を抑えるのではなく、全員がそこを目指して力を上げなければならない。
そうやってメンバー全員が上を目指すことでチーム力が上がるのです。
力のある人は、自分だけ力があっても意味がないということを知り、他のメンバーを引き上げることに尽力する。
そういう精神がある集団は、素晴らしい成果を上げることになります。
ここでの体験はそれを物語っているようでした。
チーム全員が当たり前のことを当たり前にやる。
そしてその「当たり前のこと」の中には「笑顔」という項目が含まれている。
せっかく素敵な行動をしていても表情が残念だと相手には伝わりません。
笑顔というのはひとを癒すスペシャルアイテムだと思うのです。
時々「私、笑顔が苦手なんです。」と言われることがあります。
無理に笑う必要はないんです。
目の前のひとや、そのひとに対する行動に心を込めてみてください。
そうすると自然と表情が出来上がるものです。
最初は意識的にやってみて、それが習慣化されると当たり前にできるようになります。
接客業の方は特に笑顔が大切です。
お客様対応時だけ笑顔を作ろうとするのではなく、日頃からそういう習慣を身につけるのです。
そうすると接客時に当たり前のように笑顔が出てきます。
簡単に手に入るこのスペシャルアイテムをぜひ常備しておいてください。
常備しておくと日々の生活の中でも良いことがたくさん起きますよ!
最後に、心地よい滞在を叶えてくれた『ザ・ペニンシュラ東京』のスタッフの皆様に心から感謝申し上げます。