先日、大阪のとある企業で人材育成のための研修を行いました。
受講してくださったのは、部下の育成を担当する立場の方々約20名。
人材育成に有効なコーチングは、上司が部下の話を傾聴し、質問を投げかけることで部下に気づきを与え、さらに主体的な行動を引き出すことを目的とします。
あくまでも主役は部下で、上司は目標達成の支援者という立ち位置です。
自分が部下だったらどんな上司が理想かをホワイトボードに書き出していただき、理想に近づくためにはどうすれば良いのかを一緒に考えていきました。
人材育成を行う立場の人に身につけてほしいスキルは、傾聴、質問力など色々とありますが、最も大切なのは相手に寄り添う心です。
部下の成長をサポートしてあげたい、課題解決のお手伝いをしてあげたいという心がなければ、いくら傾聴や質問のスキルを磨いても信頼される上司にはなれません。
心という形のないものをいかに表現するか。
最後に行ったロープレでは、それぞれが思う形で「寄り添う心」を表現していただき、私もとても勉強になりました。
今の気持ちを忘れないうちにアウトプットと習慣化。
ぜひ実践してくださいね!!
⬇️受講してくださった皆様の感想をご紹介⬇️
★部下を育てるとは何をどうすればよいか、漠然としたイメージしかなかったが、わかっていても実践できなかったことを、実践の仕方まで教えてくれたのはよかった。想像力を養うこと、否定しないこと、褒めることを意識していきたい。
★部下からきちんと話を聞き出すには、話を聞く雰囲気作りをすることが最も大切なのではないかと感じることができました。
★人材育成に限らず幅広い人とのコミュニケーションにおいて、学ぶべき点が多々あった。各意見に対して深堀りを促し研修を活性化させていた点が印象的だった。相手に寄り添うこと、また相手の特性に応じた応対を心がけたい。