朝晩は少し過ごしやすくなりましたね。
いよいよ大好きな秋がやってくるかと思うと、ワクワクが止まりません!!
今年は夏の旅行が叶わなかったので、秋にはどこか素敵な場所へお出かけしたいなと思っております。
なーんにも考えずにボーッと美しい景色をみて、美味しいもの食べて、温泉に入る。
これが最高の癒しです!!
私は日頃から、特に旬のものを食することを意識しています。
日本には色々な旬の食材があり、食を通じて四季を感じることも、生きる楽しみのひとつなのです。
旬とはその時季に栄養価が高くなったり、最も味が良くなったりで、価格も安くスーパーなどで目にすることも多くなりますよね。
好き嫌いやアレルギーがない私は、誰かと会食をする際、どこへ行っても食を楽しむことができます。
子どもの頃苦手だった食材も、大人になって美味しいと感じられるようになったことは、本当に幸せだと思っています。
自分の体験を踏まえて、私は子育ての際に、娘に無理矢理何かを食べさせるということはしませんでした。
それがよかったのかどうかはわかりませんが、幸い娘も好き嫌いはほとんどなく、どこに行っても一緒に食を楽しむことができます。
子どもが嫌がるものを無理に食べさせると、その食材に対する嫌なイメージがついてしまいます。
例えば子どもが見た目で「これイヤ!」と言ったとします。
そんな時あなたならどうしますか?
「身体に良いから食べなさい!」と言う?
それとも「嫌なら残していいよ!」と言う?
私はいつもこんなふうに言っていました。
「一口だけ食べてみたら?!嫌だったら残していいから!」
そうすると娘は恐る恐る一口だけ食べてみるのです。
「あれ?美味しいかも!」と言って全部食べてしまうこともあります。
この場合は娘の嫌いなものリストに入ることなく、次回からも食べられます。
一口食べて「やっぱりイヤ!」と言う場合もありました。
そんな時は嫌だった理由を聞いてみます。
味なのか匂いなのか食感なのか。
そうするとその食材の違う調理法だと食べられる可能性も出てくるからです。
自分が子どもの頃もそういう経験がありました。
ほうれん草のおひたしは大好きなのにバター炒めは嫌いだったのです。
どちらも幼稚園生の頃のお弁当に入っていたおかずでした。
冷めてしんなりしたバター炒めのほうれん草は苦手だったのですが、シャキシャキとした食感が残っているおひたしは美味しいと思っていた。
こんなふうに調理法だけで好き嫌いが変わることもあります。
今思えば、親の立場からするとバター炒めのほうが簡単だったんですよね、多分。
卵焼きを焼いて、ウインナーを炒めて、そのフライパンでそのまま作れますから笑笑
子どもはそんな事情は知りませんので自分の希望を言います。
それでもバター炒めが入れ続けられていたら、私は今ほうれん草に対するイメージが悪すぎて嫌いになっていたかもしれません。
人参もそうでした。
きんぴらや生のものは大好きなのに、給食で出てくるあま〜い『人参グラッセ』は大嫌いでした。
甘い=子供が食べやすいというわけでもないんですよね。
食べ物の好き嫌いってちょっとしたイメージで変わるような気がします。
そして味覚は大人になると変化していくので、無理に食べさせようとしない方が良いかもしれません。
調理法を変えてみたり、素材そのものの味の方が案外食べやすいということもあります。
子どもの好き嫌いに悩む親御さんへ
今、この瞬間に無理に食べさせようとしなくてもきっと大丈夫ですよ!
身体に良いから、栄養価が高いから食べさせたい気持ちはよくわかります。
でも、他にも身体に良くて栄養価の高いものはたくさんあります!
子どもが嫌がるものを無理に食べさせるのではなく、別の調理法や、同じような栄養価の別の食材を試してみてあげてください。
そのほうが子どもに嫌なイメージがつきにくく、好き嫌いがなくなるかもしれません。
何事もそうですが、無理にさせようとすると相手は抵抗を示します。
私がいつも思い浮かべるのはイソップ童話の『北風と太陽』です。
これは子どもだけではなく、大人相手でも同じことです。
無理に何かをさせようと力を加えるのではなく、本人がそうしたいと思うように導いてあげる。
そうすれば相手は、自分で決断したというイメージになりますから、進んで行動を起こすことができるんです。
ポイントは、無理矢理導こうとせず、相手を心から想い、相手のペースに合わせることです。
子育ても部下育ても同じです。
『北風と太陽』
誰かに何かをさせたいと思うときには、ちょこっと思い出してみてください!